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祖母の優しい車イス

車椅子のまつわる話のタイトルイメージ
脳梗塞の後遺症で体の不自由な祖母

私の祖母は、私が幼い頃に脳梗塞を起こし半身不随になりました。
その時から、車イスを利用するようになりました。 ベッドから起き上がってちょっと移動する際も、車イスに乗らなければなりません。 トイレへ行くにも、食事をするために部屋を移動する際にも、 車イスでなければなりませんでした。
祖母はそれを煩わしいことだと思っていたかもしれません。 もちろん大変なことだったでしょう。車イスなしでは生活が出来なくなったのですから。
ですが、幼い私はそれが普通だと思っていました。 私はそんな祖母の車イスを押すことが好きでした。
祖母のお手伝いができていると思っていたからです。 身体を支えるには力がないけど、車イスなら私でも押すことができ、 祖母を移動させてあげることができました。祖母が怖くないように、 ゆっくりゆっくり押すことを心掛けていたことを覚えています。

体の不自由な祖母のイメージ
家の中でバリアフリーのチェック

背中を優しく押すように、優しく車イスを押す。
ただ車イスを押すという簡単な動作ですが、心を込めて押すことができました。 祖母も私が押す時は、怖がらず安心して柔らかな表情をしていたように思います。
また、車イスを家の中で利用するとバリアフリーかどうかがすぐにわかります。 小さな段差でも車イスには大問題です。古い家にはたくさんの段差があります。 私の家もそうでした。部屋から出る、部屋へ入る、その度に段差にぶつかるのです。
そこで、祖母が通る廊下の段差には、小さなスロープのような段差解消の板を付けました。 私が車イスに乗って段差を越えられるか試したりもしました。 これで、私でも車イスを押して部屋を行き来できるようになりました。
また、祖母の部屋の掃き出し窓の外には、大きなスロープを作り、 そこから車イスのまま外へ出られるようにしました。外出の回数も増え、 祖母も気分転換ができるようになったと思います。

古い家のイメージ
祖母の影響で建築士に

このような家をバリアフリーにするということが、 幼い私には強い刺激となり将来はどんな人にも優しい住まいを作りたいと思い、 建築家を夢見るようになっていました。そんな私は大学は建築科を卒業しました。
就職は現場監督を経て、その後転職をして小さな工務店に入社。 住まいを設計する仕事を任せていただきました。
その時、私の根幹にあったものは、幼い頃の祖母の車イスを押した想いでした。 住む方に合わせたプランをすることにプラスして、 長く住み続けていただけるように、老後や車イスを利用するようになった時のことを考えて、 少しでも工夫ができたらと考えていました。
車イスを利用する方のリフォームのご依頼も承ったことがありました。 その時は、祖母のことを思い出しながら提案をしました。 祖母の車イスは、私の人生に大きな影響を与えました。

建築家のイメージ
車イスでたくさんの出会いを

誰かのために優しい気持ちになること、優しく接することを、 車イスの祖母に教えてもらった気がします。
ゆっくり車イスを押すことで、いろんな人が優しい気持ちになったらいいなと思います。 車イスを押す人も、車イスに乗っている人も、自然と心が温かくなること。 周りの人も車イスを気遣って道をあげたり、 微笑ましく見守ってもらえる社会になることを願います。
そんな祖母はもういませんが、私の心の中にはいつまでもいてくれることでしょう。 いつまでも、いつまでも。車イスでたくさんの優しい気持ちが生まれることを願っています。
車イスは便利な道具ということだけではなく、絆やきっかけになってくれると思います。 言葉を交わしたり、笑顔を掛け合ったりできる距離感が車イスにはあると思います。 押す人と乗る人も笑顔でいられる車イスがたくさん増えるといいなと思います。 車イス利用でたくさんの出会いが生まれますように。それが素敵な出会いがになりますように。

車椅子を押してもらう祖母のイメージ

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