こんにちは。介護用品卸センターのTAKAです。
皆さんは「ナイトロサーカス」というパフォーマンス集団をご存知でしょうか?
バイクなどの乗り物を使ったパフォーマンスをされている方達なのですが、凄いですよ?
バイクに乗ったまま、当たり前のように宙返りしたりするんですから。
今年の3月に日本公演が行われていたらしいのですが、私が彼らのことを知ったのは、
その公演が終わってしまった後でした。見逃してしまったことが悔やまれます。
そんな圧巻のパフォーマンスを見せてくれる「ナイトロサーカス」ですが、
実は彼らの中に、車椅子に乗ってパフォーマンスをされる方がいます。
彼の名前はアーロン・フォザリンガム。
生まれつき二分脊椎症という障がいを持って生まれてきました。
彼はこの障がいにより、車椅子での生活を余儀なくされます。
生まれつきの障がい、不自由も多い車椅子での生活。
普通の人ならば心が折れてしまうこともあるでしょう。
しかし、彼は挫けませんでした。
車椅子の生活を「制限」ではなく「チャレンジ」だと考えたのです。
前を向き続けたアーロンさんに転機が訪れたのは8歳の時。
兄ブライアンさんに連れられて、スケーターたちが集まる公園を訪れた時のことです。
ブライアンさんとその友達の一言がきっかけでした。
「(アーロンさんに対し)お前も斜面を滑ってみたら?」と勧めたのです
こわごわとスケート用の斜面に上がるアーロンさん。
いきなり上手く滑れたわけではありません。
すぐに転んでしまいました。たくさんたくさん転んでしまいました。
6か月後、車椅子の後輪を持ち上げて段差を上るというトリック(技)を使えるようになりました。
6年後、ラスベガスのAmJた、いくつ勝つことが出来るようになりました。
そして2010年。車椅子では世界初となるダブルバックフリップ(後方2回転)に成功しました。
前を向き続けた少年は、重力を超え、空を舞うことに成功したのです。
アーロンさんは言います。
「車椅子に乗っている人々の認識を変えたい」「挑戦すれば夢は叶う」と。
すべての人が彼のように強く生きられるわけではないでしょう。
それでも、それだからこそ。
今の自分に出来る「挑戦」を、日々積み重ねていこう。
そんなことを、考えさせられるエピソードでした。