私の祖母は、2年前、洗濯物を干している途中に
バランスを崩してしまい、足の骨が折れてしまいました。
普通の骨折ではなく、元々骨が細い祖母は、
手術が必要な程、重症化してしまったため、義足となってしまいました。
祖母は、いつも元気で、様々なところに旅行をしたりアウトドアの性格だったので、
自分の足で歩けないということに、大きなダメージを感じていました。
しかし、それ以上に、祖母が1番ダメージを受けていたことは、
手術後、自分で半年間杖なしでは歩けないということでした。
祖母は、まだ杖を使いたくない、という思いが強く、外に出ることに躊躇していました。
そんな時に、祖母にシルバーカーのルーティをプレゼントしました。
これは、車椅子ではなく、ショッピングカートのようなもので、押して歩くものでした。
なぜ、このルーディをプレゼントしたのかといいますと、
車椅子ではなく自分の足で、杖を使わずに歩いて欲しいと考えたからです。
元気をなくしていた祖母が、もうこのまま外に
出ることが出来なくなってしまったらと考えると私は涙が出ました。
私は、祖母の笑顔が大好きだからです。
私は小さい頃から、祖母とよく買い物に出かけていました。
祖母と、スーパーマーケットで、その日の献立を考えながら、
まわるのが日々の楽しみでした。
祖母は、どんな時でも笑顔で、辛い顔を今まで見たことはありませんでした。
祖母が怪我をしたあと、お見舞いにいったときも、
本当は足に激痛が走るほど苦しかったのにも関わらず、
笑顔で何度もありがとうと言ってくれました。
しかし、私は、祖母の髪にストレスによる10円はげが出来ていることに気づきました。
その時、私は大きな衝撃を受け、必死で涙をこらえました。
ストレスが溜まっていることに気づいてあげる
ことができなかった、私はそう感じ反省しました。
祖母は、いつも私たちにお見舞いに来させて、
迷惑かけているとずっと言っていました。
しかし、誰よりも苦しい思いをしているのは、
祖母だということが胸に突き刺さりました。
この思いから、ルーティをプレゼントしたのです。
これは、お買い物バックみたいなもので、おしゃれなものだからです。
プレゼントした後、わたしは祖母の家を訪ねると、
祖母は声が元気になっていました。10円はげも治っていたのです。
私は、安心して本当に嬉しかったことを今でも覚えています。
そして、私は、また大好きな祖母と、買い物に一緒に行くことが出来ました。
今、祖母は、リハビリを頑張った結果、ルーティを使わずに、歩くことが出来ています。
そのため、今は、使用されていませんが、あの時、ルーティがなければ、
今の元気な祖母はないと思います。
もしかすると、もう家から出ることができなくなっていたかもしれない、とも思います。
リハビリを頑張りたいという気持ちになれるほど、
元気な心を取り戻すことができたのは、
シルバーカーであるルーティのおかげだと思います。
私は、ルーティに本当に感謝しています。
人は、いつ急に歩けなくなってしまうかわからないのです。
しかし、現実を受け止めて、杖を使うということは想像以上に
苦痛で辛いものだということが祖母の姿を見て、本当に身に染みて感じました。
その時に、最近のおしゃれなシルバーカーは、このように支えとなってくれます。
私は、今も祖母とよく買い物にいきます。
怪我をする前は、当たり前だと感じていたことが当たり前じゃなくなってしまう。
今、一緒に買い物が出来ていることを幸せに感じるようになりました。
そして、なによりも、今のシルバーカーの進化、
ルーティに対して感謝の気持ち、「ありがとう」と思いながら、
祖母との買い物を楽しんでいます。
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