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オートバイ事故で経験した電動車椅子|車椅子にまつわる話

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オートバイ事故で経験した電動車椅子

車椅子のまつわる話のタイトルイメージ

オートバイ事故で片足と両手の負傷

オートバイのイメージ

私は、現在リハビリテーションに関係した仕事についています。 そのため、車椅子や歩行器、シルバーカーなどの福祉用具には日常的に接しており、 どのような患者さんにはどんな車椅子が適切かについてなどを日々考えています。

私個人の車椅子に関する一番の思い出は、仕事ではなく、事故によるものでした。 自分自身が患者となり電動車椅子を使っていた頃のことです。
今を遡ること約30年前、私はオートバイの事故により 左脚を骨折し両手を捻挫するという怪我をしました。 当時の友人たちは、私がオートバイ事故で電動車椅子に乗っていると聞いて、 「これは頸髄損傷だな、回復は難しいかもしれない。大変なことだ。」と思ったようです。 そう言われると、確かにオートバイ事故で頸髄損傷による四肢麻痺になることは多く、 その多くは完全には回復しないことが知られていましたし、さぞ驚いたことでしょう。 私の場合は幸いにも軽量で済んだのです。
両手に関しては単なる捻挫でしたので、数日でほぼ日常的使用は可能になる程度の怪我でしたが、 骨折の左脚については、長期的な固定が必要でした。 数日間とはいえ、両手が不自由では杖もつけない状況で移動がままなりません。 しかも入院した病院は自分の職場という環境です。
福祉用具については自分が普段管理しているようなものですから、 その時の状況で空いている電動車椅子を使わせてもらうことにしたのです。

電動車椅子の使い心地

電動車椅子

今と比べて、医療の現場も随分と余裕があり融通が利いたものだと思います。 いずれにせよ、私は約1週間、電動車椅子の利用者となり、 様々な障害者体験をすることになったのです。 電動車椅子のタイプは、カワムラ製のスタンダードだっと思います。
電動車椅子に乗った初日の印象は、こんなに操作が難しいものなのかというものでした。 利き手の右手首の負傷が左側よりも強かったため、 ジョイスティックレバーを左側につけました。 モーターの速度は二段階(現在はもっと多いです)。 遅めの設定にしていても、慣れない非利き手の操作は不器用で 加速減速はギクシャクとしたものです。
カーブでは内輪差がありますので、 気をつけないとタイトコーナーではぶつけてしまいます。 極め付けは、トイレなどにバックで入ろうとする時です。
自動車の車庫入れのような操作ですが、見事に何度もぶつけてしまいます。 そのような状況でしたが、しっかりと電動車椅子の操作を学ぶことができました。
その経験は、その後に仕事で電動車椅子の指導をする時の大きな参考になりました。 急な怪我に加えて初めての入院と電動車椅子体験などの 混乱の数日間を過ごしてた頃、同室に偶然にも一人の知人が入院してきました。

思わぬ入院仲間

松葉杖

知り合いの養護学校(現在は特別支援学校ですね)の教師でした。 実は、その教師とは普段から時々飲みに行くような仲で、 養護学校の生徒である私の患者の話を一緒に語り合うような関係でした。 彼は、柔道中の怪我で足首を骨折していました。 同じように片脚にギプスを巻いた仲良し同士です。 同室となれば、気兼ねなくいろいろな話をしたりしました。
孤独なはずの入院生活が突然仲間同士の合宿のような雰囲気となり、 加えてそれぞれの職場からの面会者も絶えることのない賑やかで楽しい日々となったのです。 合宿のような楽しい入院生活でしたが、私の退院により解消されることとなりました。 両手が治った私は、両松葉杖をつくことが可能となりめでたく退院です。 杖をつきながら職場復帰も果たしました。 その後も教師の部屋にはしばしば行き、彼のリハビリテーションのお手伝いもすることができました。

自分の経験を生かして

車椅子介助者の手元

それから約30年間、その後の私は大きな怪我をすることもなくずっと同じ仕事をつづけています。 福祉用具を選定したり、使い方の練習を指導することも多々あります。 私が電動車椅子の利用者だったのは、ほんの1週間程度の期間でしたが、 その時の不安や当惑や苦労は今でも忘れることができません。
しかし、同時に怪我をしても福祉用具を使いながら心穏やかに日々を過ごせたこと、 人として当たり前の生活が送れたことの記憶も大きな財産です。

現在は高齢社会が進み、ご年配の患者さんも多い状況です。 年をとったり病気や怪我に遭遇することは、決して愉快な体験ではないと思います。
車椅子や歩行車を使わなければ歩くことができなくなってしまった、 と、落ち込んで心まで病んでしまうこともあります。 そのような患者さんを前にすると、私の脳裏には30年前の記憶が蘇ります。
短い期間ながら経験した車椅子での経験を元に、 どうしたら患者さん方が少しでも今を楽しめるようになるかを考えようとします。 勿論、それは容易は事ではありません。 でも、私にできる数少ない精神的支援として、自分の経験を生かしてゆこうと思うのです。

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