正確な基準があるわけではありませんが、
手動のものは大体15kg以下が軽量車椅子に分類されます。
販売サイトでは10~12kgあたりで超軽量としており、
自走式、介助式に関わらず人気商品の一つです。
電動式の場合モーターを使用しているので重くなりますが、
それでも20kgという軽量の電動車椅子も存在します。
基本的には高齢者や女性向けですが、軽くて困る事という事はありません。
自走するにも介助するにも軽量の方が移動はしやすいですし、収納も楽です。
メーカーもできる限りの軽量化を目指しており、万人向けと言ってもいいでしょう。
足こぎ車椅子というものをご存知でしょうか。
そもそも足が不自由だから車椅子に頼る筈なのに、
何を言っているんだと思う方も多いかもしれません。
しかし、足こぎ車椅子は足が動かない方でもこぐ事ができるのです。
普通、足を動かす時は脳からの指令によって動きます。
足の麻痺は、この脳からの指令が
様々な原因によって伝わらない事から起こります。
しかし、足を動かす指令を出す期間は、脳以外にも存在するのです。
それが歩行中枢と呼ばれる、脊髄の腰周辺に存在する機関です。
歩行中枢は、足を交互に動かすという指令を司っており、
脳からの指令が無くても足を動かす事ができます。
これを利用して、車椅子をこぐ事が可能なのです。
自転車をこぐ時を想像してもらうとわかりやすいと思います。
片方で回したペダルはもう片方が動かなくても
足の重みだけで回ってくれますよね?
これを利用すると、麻痺した方の足が動くことが可能なのです。
これが驚くほどのリハビリ効果を生み出してくれます。
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