スチールからアルミに素材を変えるなど、
様々な工夫から軽量化に成功しつつある車椅子ですが、
2013年には「5.8キロの超軽量車椅子が発売された」
というニュースが話題となりました。
この車椅子は、浜松市にある「橋本エンジニアリング」
をはじめとする9つの企業が開発したもの。
オートバイを作る技術を応用して、車いすの軽量化を成功させたそうです。
これまで、軽い車椅子と言えばアルミが一般的とされていましたが、
それでもやはり重さは10キロ程度のものがほとんどでした。
アルミより軽い車椅子となるとチタンになりますが、
チタンの場合は非常に高額で一般人には手が届きにくいものであり、
ほとんどが医療施設に限定された使用となっています。
今回開発された車椅子は、
フレームにマグネシウムを利用することでさらなる軽量化を実現。
実際のデザインも、バイクの設計を手掛ける
プロが行ったことからスタイリッシュさを実現できています。
40万円とお値段は高めですが、
それでもアルミに負けない強度をもちながら
5キロ台という重さを実現したこの車椅子の誕生は、業界にも刺激を与えています。
バイクを作る技術から、素材にマグネシウムが選ばれたことも重要ですね。
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