車いすと一口にいっても、その種類寸法は様々です。
次に記載するのはその定義と標準値です。
全重量の定義は車いす全体の重量であり、標準値は種類によって異なります。
全長は前後方向の最大寸法、通常フットレスト先端から大車輪後端までの寸法のことで、およそ 120cm 以下とされています。
全高は床から最高点までの高さです。109cm 以下が目安とされています。
全幅は使用時における左右のハンドリム外側の寸法、もしくは最大寸法のことで 70cm 以下、
折りたたみ幅は折りたたみ時における左右のハンドリム外側の寸法、最大寸法です。 32cm 以下とされています。
シートの幅は左右のシートサイドパイプの内側寸法で大人用が 40cm 、子供用が33 cm と決められています。
シートの奥行は車いす原点からシートの先端までの寸法のことで、大人用が 43cm 、子供用が 33cm です。
またシート前後の高さは床からシートサイドパイプ上面とフロントパイプ後面の交点までの高さのことで、
大人用が 45cm 、子供用が 40cm 。
シート後部の高さは床から車椅子原点までの高さのことで、大人用 43cm 、子供用 40cm です。
バックレストの高さですが、車いすの原点からバックレスト上端までの高さのことをいい、
標準値は使用者が座った時の肩甲骨下角の高さ43cmとなっています。
バックレストの幅は左右のバックパイプ間の幅のことで、シートの幅と同じです。
次にアームレストの高さですが、これは二種類あり、
標準型といわれているものが車いす原点からアームレストパッド上面までの高さのことをいい、
デスク型は切込み部分の高さのことをいいます。
標準値は肘関節を 90 度に曲げ、楽に保てる高さとしています。
大人用が 22cm 子供用が 18cm とされています。
アームレストの長さは標準型、デスク型ともにアームレストパッド部分の長さのことをいい、
標準値はデスク型のほうが標準型よりも約 15cm 短いです。
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