日本の狭い家屋でも車椅子を使用することができる様に、
室内用車椅子だからこその工夫が施されています。
例えば、「こまわりくんKAK18-40」という車椅子では、
「できるだけ幅を狭くすること、全長を短くすること」でよりコンパクトな車椅子を実現しました。
また、一番の特徴は「回転する時、中心が車椅子の真ん中に来る」という点です。
車輪を大きく回して曲がるタイプのものだと、日本家屋ではどうしても曲がりきることができません。
だから、車いすの中心にあえて回転の軸をおくことで、
狭い空間でもきちんと曲がれるように設計がされているのです。
75センチという本当に狭い幅の廊下であっても、
この室内用車椅子であれば小さく回ることができるので問題なく生活ができます。
小回りが利く車椅子でないと、やはり日本の家の中では生活が不便になります。
普通自動車を想像してもらうと良く解りますが、
車体が大きければ大きいほど細い道を曲がるためには
ハンドルの切り返しが必要になりますよね。
それと同じで、車いすも大きいとそれだけ曲がるために
広いスペースが必要になってしまいます。
そこで、サイズを小さくする+回転の中心を椅子の真ん中にすることで、
狭い空間での方向転換を可能にするという工夫を施したのです。
これにより、狭い家でも問題なく車椅子に乗ることができるようになりました。
車椅子が廊下を通れないと、最悪の場合引越しをしなければならないケースもありますので、
それを考えても「小回りが利く車椅子」は貴重であることが解ります。
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