標準の車いすは、ほとんどが4輪ですね。
ですが、室内用で便利に動きたいなら六輪車いすが良いかもしれません。
六輪式は標準タイプ(後輪駆動型)の主輪を座面のすぐ下においています。
主輪は一番大きな車輪のことで、主輪の前後に小さな車輪がひとつずつついています。
左右合計で、6輪というわけです。
室内用6輪車いすは、車軸位置が通常よりも前にあるので旋回スペースが小さくて済みます。
また回転軸が利用者の体の近くにあり、上半身に力が入りにくい高齢者でも動かしやすくなっています。
小回りが利きやすいんですね。
6輪にするメリットは、小さな力で車いすを回転しやすくすることです。
日本の家は広々とスペースがとってあるわけではありません。
家具などにぶつからないようにして、狭い場所でも自由に最低限の負担だけで動けるようにするのが、室内用車いすを選ぶときのコツです。
もちろん車いすそのもののサイズもあります。
室内用車いすは通常70センチ以下のものが多いです。
しかしそれ以上に小さい車いすもあります。
コンパクトタイプの車いすでは、座面幅40センチ、
横幅50センチというサイズもあります。
ただコンパクトな車椅子だけに、利用者の体格や通常の姿勢と
車いすが合致しているかどうかは、購入前にチェックしておく必要があります。
家屋にあった車いすを買っても、本人が乗りづらければ使いにくいですね。
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