車椅子に座っているとき、体重の大部分を座面で支えています。
ということは、この臀部にかかる力を分散させるには、
接触面をできるだけ広くすることが望ましいということになります。
車いす用クッション(座面)があれば、大腿部が膝側に近づくほど
細くなっていることから生じる大腿部と座面の間の隙間をなくし、
接触面を増加させやすくなります。
臀部にかかる力を分散させる機能は、痛みの軽減や褥瘡の予防に繋がるため、
クッションに求められる役割の中でもっとも重要です。
車いすにおける座位では、臀部とクッションを密着させる事が重要となります。
褥瘡の発生や快適性にも影響する通気性(蒸れの軽減)や放熱性などにも配慮が必要となります。
失禁の心配がある方は、防水性の機能が求められます。(過剰な水分接種はムレ等の原因となり、褥瘡を誘発します)
また、高齢者と健常者では臀部の形状も異なり、脂肪がなくなり、臀部(仙骨)がでてくるため注意が必要です。
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