今回は車椅子グッズというより車椅子オプションのお話になります。
車椅子には安全ベルトといわれるシートベルトがついているものがあります。
安全の為に使用する理由として次のようなことがあげられます。
・身体の拘縮や傾きなどにより、座位の保持が困難なため、
ずり落ちを防止するために使用。
・身体を支えることができない、平衡感覚のアンバランスで前方に転倒することを防止するために使用。
・自力で足で蹴って車椅子を操作する時に、ベルトがあると身体のずれが抑えられ、
バランスがとりやすいために使用。
・座位保持困難な方などを離床させて、行動範囲を広げるために使用。
上記のような理由により安全ベルトの使用を推奨していますが、
実際には「拘束介護」というような批判の声も出ています。
何も考えず安易に、事故を防ぐため、本人のため、治療のためといわれていますが、筋力を落とし、
全介護の寝たきりへとつながるとも言われています。
場合によっては介護上で安全ベルトを用いて縛りつけていることもあるそうです。
安全ベルトがそういった意味合いではなく、本当の意味での安全ベルトとして使われて欲しいものです。
© 2013-2023 Next care innovation Co., Ltd.