日常生活用での一押し製品は何と言っても「座王」で、
その名の通り座り心地に対して
最高のパフォーマンスを発揮してくれるシリーズです。
3Dバックサポートと呼ばれる、背中の形状に合わせた設計。
更に背面は三つのベルトによって快適さを追及しています。
座った途端、胸部支持ベルトが胸郭を広げてくれて、
肩の窮屈さも無く胸が開いてくれます。
そして下部胸郭支持ベルトが、腹部の圧迫を軽減、
呼吸が苦しくなる事もありません。
腰椎部分を斜め下から支え、自然に頭の位置を上げてくれます。
姿勢が崩れる事も無く、更に仙骨部分が
座っている面に接触しないので長時間座れます。
最後にヒップ支持ベルトが、
骨盤にあわせて包み込むようにサポートしてくれます。
ここはかなりの微調整が可能になっていて、
骨盤が前傾の場合の対応パターン、骨盤を起こす場合のパターン、
円背の場合のパターンと全てにおいてのベルト調整ができます。
レッグサポートも、膝がしっかりと屈曲するようになっていて
更に骨盤は安定します。
アームサポート部分も高さの調節が可能で
どのような姿勢にでも対応してくれます。
室内の使用では、テーブルの下に苦も無く入り込めるための低床設計。
具体的には40cmなので、
余程低いテーブルでもない限り食事、自宅作業には困りません。
そしてNAH-F5を除いて座面高の調整が可能なので、
各種用途に合わせることができます。
ここまで来ると、普通の作業椅子より圧倒的に座り心地がいい筈です。
車輪が付いている最高級の椅子だと言えます。
お値段は自走用、介助用、室内用に関わらず大体13万円~16万円と
手動式の車椅子の中では高級な部類に入りますが、
それだけの価値は確実にあります。
特に事故等の一時的な使用でなく、
これから一生車椅子と付き合っていくという方にはお勧めです。
車椅子は使う人にとっては自分の手足と変わりません。
ここは安さを求める所ではなく、
自分にピッタリ合う性能の車椅子を探す事を優先すべきです。
妥協して合わない車椅子を買って、
症状が悪化してしまっては元も子もありません。
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