2014年4月より、消費税が5パーセントから8パーセントに値上がりし、
増税となりました。各地で消費税アップへの悲鳴が上がっていますが、
この影響を大きく受けているのが日進医療機器をはじめとする
車椅子ブランドです。なぜなら、車いすというものは非課税であり、
消費者から消費税をとるという考え方がないためです。
車椅子を作るために企業は多くの材料を購入しますが、
その消費税はもちろん企業が支払っています。
でも、消費者から消費税をとることができないため、メーカーの多くは
値上げされたぶんまで利益を削って
販売をするという事態に追いやられているそう。
「じゃあ値上げしたらいいじゃない」と言われるかもしれませんが、
企業にとって車椅子の価格を上げるというのは死活問題につながります。
誰でも「できるだけ安い車椅子が良い」というのが本音ですから、
価格が高くなったというだけで他の企業に
お客さんをとられてしまう可能性もあるのです。
それを考えれば、どんな企業だって簡単に値上げはできません。
これは、世界から認められている
日本の車椅子技術が衰退する可能性もある危機です。
今後に何かしらの救済措置があることを期待したいですね。
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