私の祖父は、脳梗塞を発症して、施設に入所していました。
それまでは、祖母と一緒に暮らしていたのですが、
流石に祖母が祖父の面倒を見る事ができなくなったので、施設に入所することになったのです。
ところが、その施設に入所してからというもの、
元気で頑固だった祖父が人が変わったように弱気になっていきました。
面会にいった時も、人と会いたくないといって、一人で寂しくいる事が多くなったのです。
そんな祖父を見ていると、本当は自宅に帰りたいのだろうという気持ちを抑えていて、
その気持ちの反動がそのような行動に出ているのだと感じていたのです。
そしてそんな祖父の姿を見て、祖母も辛い気持ちをもっていました。
自宅で見てあげたいという気持ちがあるものの、祖父の重たい体を介護する事は無理なのです。
また、祖父は車椅子の生活をしているので、自宅に帰りたいと思っていても、
車椅子で移動する事ができないところでは、生活をする事ができないと、諦めていたようです。
そんな時、そんな祖父の姿を見ていた私の母親が、祖父に一緒に暮らすことを提案したのです。
その時、祖父の嬉しそうな顔を見た時、やっぱり祖父は自宅に帰りたかったのだと思ったのです。
そしてそれからは、祖父を迎え入れるために、自宅を改装することにしました。
それは、車椅子で生活をする祖父のために、車椅子専用の自宅にするためです。
そしてやっと改装をする事ができ、車椅子も購入しました。
施設で使っているものを購入しようと思ったのですが、使い勝手が良い、
日進医療機株式会社の車椅子にすることにしたのです。
その車椅子は、ニッシン座王スタンダードタイプです。
それを選択したのは、なんといっても信頼できるメーカーであるということです。
車椅子を購入するならそこがいいと、施設の人にも勧められたところです。
そしてその車椅子は、それごとお風呂場まで移動する事ができるものです。
そのため、ステンレス製であることで、丈夫で錆びにくいというところが気に入りました。
そしてそれを使えば、そのままシャワーなどもする事ができるのです。
また私たちが座ってみて、背もたれ部分がソフトで座りやすいということがありました。
長く座っていることができるものが必要なので、座り心地が良いということは、とても重要なことです。
そしてまた、車椅子で移動をしたいとおもった時、車に乗せることもできるものがいいと思ったのです。
その車椅子はコンパクトにする事ができるので、その点でもとっても気にいることができました。
そして祖父は念願だった自宅にかえってくることができました。
家の中だけで移動をするつもりでしたが、外出もしたいという気持ちになり、今では外出もできるようになっています。
そんな祖父の姿を見ていると、本当に元気になってよかったと思っています。
車椅子で自分のことはできるだけ行いたいという気持ちもできて、
今はほとんど自分で実施する事ができるようになっています。
最初はぎこちなかった移動もスイスイと動かせるようになって、
そんな祖父の姿を見ていると、すごい回復力であると思っています。
そして人間はいくつになっても、その気になれば回復する力を出すことができると、
そんな祖父の姿を見て、私たち家族も力強さを感じることができています。
もしも車椅子のサポートがなかったら、こんなに回復する事はなかったのです。
そう思うと、やっぱりいろいろな器具を利用することによって、
少しづつ本来の人間のあるべき姿になることができるんだと思い、
そのように家族全員が行動をしたことは、本当によかったと思っています。
祖父には、私達家族の方が勇気づけられたと思って感謝をしているところです。
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