松永製作所の取り組みのひとつに「手動式車椅子処方支援システム」というものがあります。
車椅子は介護保険法で借りることができますが、実はこの保険法は「レンタル」という意識が基本。
つまり、今ある車椅子の中から自分に合った車椅子を選ぼうという考え方になります。
でも、自分に合った車椅子をさがすというのはなかなか大変。
特にレンタルだと、既存のものの中から自分に合ったものをということになってしまいますので、
どうしても「合わない車椅子」が出てきます。
一度レンタルをした後に「やっぱり合わなかった」ということになると、
また 1 から車椅子を選びなおすことになり手間がふえます。
また、レンタルではない場合でも「どんな車椅子が自分に合っているのか」をきちんと見極めて購入しないと、
買ってからの使いにくさに悩まされることになるでしょう。
この様なことがあるため、車椅子選びというのは本当に大変なのです。
そこで、松永製作所が行っているのが「手動式車椅子処方支援システム」。
このシステムは、あらかじめ用意されたマニュアルに必要事項を記入することで
自分に合った車椅子の設計をすることが可能なもの。
その人がどんな障害や病気で車椅子を必要としているのか、
どんな家に住んでいるのか、どんな環境で生活をしているのか。
それによって、選ぶ車椅子は違ってきます。
だからこそ、この手動式車椅子処方支援システムを利用することで
「あなたに合った車椅子は、こういう機能を持った車椅子ですよ」と教えてもらうことができます。
その場で細かい調整をすることもできますし、発注も可能ですから、
「これ」とおもえる車椅子を見つけることができるはずです。
せっかく車椅子を手に入れても、それが自分に合わないものだったら
「使いにくい、乗りにくい」と感じる中で生活をしていかなければなりません。
これは、車椅子を必要としている人にとっては
「サイズが合わない靴で歩いている」のと同じくらい苦痛なものです。
だからこそ、このシステムを利用することで
「本当に自分に合った車椅子がどんなものなのかをしることができる」というメリットがあるということですね。
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