祖母が骨折した時に使っていた車椅子があったのですが、それがとても便利でした。
ミキのケアアジャストという商品です。
骨折するとどうしてもギブスも巻いているので、膝を曲げるのが難しくなっています。
そんな時に、エレベーティング機能というものを使っていました。
実際に利用してみて、足を自在に延ばすことができるので足元がとても楽そうでした。
膝を曲げずに、足を真っ直ぐにできる機能がある商品が少ないみたいです。
このエレベーティング機能ができる数少ない商品のうち私達家族は、ケアアジャストを選びました。
他にも便利な機能があったからです。
主に5つありまして1つ目が、クッションが付属だったことです。
骨折中は車椅子での生活が中心になるかと思いましたので、
クッションがあった方が絶対座位が楽になると考えていました。
付属のクッションなので、そんなにお尻の体圧分散できないかと思っていたのですが、
意外と座り心地は良かったとのことでした。
2つ目が、タイヤがゴムの塊でできているノーパンクタイヤが便利でした。
空気圧をどうしても気にしてしまいますので、絶対にパンクが無いのは
乗っている本人にも安心感を与えることができたかと思います。
家族も空気を入れるのは負担だったと思うので、非常に助かりました。
少しでも介助の負担軽減を考えた商品になっているかと思います。
3つ目がシートベルトが付いていることです。
移動の時は思わず段差につまづいて、体が前のめりになるという事例もありますので、
そんな心配もベルトがあれば解決できました。
実際に、家の近くに踏み切りがあるので、線路に車椅子の前輪が
ひっかかって祖母の体が前のめりになって転落かとヒヤっとしたこともありましたが、
それ以降はちゃんとシートベルトを締める様にしました。
マジックテープ型になっているので取付と取外しもスムーズにできたかと思います。
最終的には祖母1人で、ベルトを調節できるようになっていました。
着けている時は、勝手に取り外しはしないようにだけはしないようお願いはしました。
ずっとシートベルトを付けていると
お腹に負担がかかるかと思ったので、道が凸凹している等、
踏切を渡る時等、必要な時にだけ付ける様にしていました。
4つ目が自在に、フットレストが調整できるところです。
足のギブスが外れた後は、元のフットレストに変えました。
もう膝も曲り歩行の練習もしなくてはいけなかったので、
必要に応じて足元も対応できるのが便利だと感じました。
またフットレストも外れるので、足こぎしたい時には外して移動していました。
ベッドからの以上にもフットレストがあると
邪魔な時があったのでその時は都度外していました。
足元にでっぱりがあると不便な時があるみたいでした。
5つ目が、ひじ掛けが跳ね上がる所です。
ベッドからの移動にもひじ掛けが邪魔な時があったので、
その時も跳ね上げ機能を使っていました。
どうしても通院で自動車を使うこともあったのですが、
自動車の移動にもひじ掛けが跳ね上がると便利な時がありました。
自動車のシートにもスムーズに移動できたかと思います。
以上がエレベーティング以外にも便利な点です。
ケアアジャスト自体の車体もしっかりしていたので、
乗っている本人も安心できたかと思います。
もちろん軽くてシンプルな商品もあるかとは思いますが、
骨折で退院したばかりの祖母には多機能の車椅子の方が、向いていると家族で判断しました。
病院から帰ってきた時は辛そうで心配でしたが、
ケアアジャストのおかげで、ギブスが外れるまでの辛い時期をなんとかサポートできたかと思います。
細かい配慮がある車椅子なので、骨折でない方でも利用しやすい商品かと思います。
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