車椅子とは、身体の機能障害などによって歩行に困難のある人の「移動」を補助する手段として利用される福祉用具です。
「屋内屋外を問わず、歩行機能に障害のあるものの歩行機能を代替して、 その者の移動に用いられる車輪つきの椅子である」と定義されています。
車椅子利用の意義・目的としては、
車椅子は大きく分類すると「自走用(標準型)車椅子」「介助用(標準型)車椅子」「電動車椅子」の3つに分かれます。
車椅子の利用者本人が操作するタイプで、ハンドリムと呼ばれる輪を押して進みます。
操作性はその利用者に合わせられており、手で操作するもの、足で操作するものと様々です。
後輪の前の方に利用者用のブレーキが、合わせて自走介助兼用車椅子の場は背中に介助用の補助ブレーキが付いています。
また、歩行障害と合わせて上肢の使用が困難な方向けに足こぎで駆動する足駆動式車椅子もあります。
ハンドリムはついておらず、介助者が操作する事を前提に作られた車椅子です。
自走用に比べて輪が小さく、ブレーキも後輪の後ろ側に付いています。
車輪を電動モーターで動かすタイプの車椅子です。
リモコンがあり、移動にもあまり疲れないようになっています。
電動ですが、特に免許は必要ありませんが、屋外使用が多い方は操作練習をある程度受けてからの使用が無難です。
バッテリー搭載の為非常に重く、万が一の事故の場合介助者一人で助け起こせない可能性があります。
選ぶ際は、利用者自身と周りの人の生活スタイルに合わせて選びましょう。
特に自宅使用がメインの場合は、まず家の広さが何より重要です。
万能だからといって電動を買うと、トイレが狭い場所にある場合に困ってしまう可能性があります。
室内用に作られた物もありますので、使い分ける事をお勧めします。
車椅子はあくまで、移動手段の補助道具です。
欲しい物で選ぶのではなく何をする為に買うのかで選びましょう。
車椅子の種類やサイズが決まったら、車椅子の購入方法を検討します。
障碍者手帳を持っていない方は自費購入。
身体障碍者福祉法(身体障碍者手帳)をお持ちの方は自治体によっては購入に補助がでる場合があります。
※介護保険には車椅子の「購入」に関する補助はありません。
※身体障碍者福祉法による購入補助制度は自治体によって内容が異なります。まずは各自治体にお問い合わせください。
車椅子はオンラインショップやホームセンターでも購入することができます。
車椅子を自費で購入する場合、なるべくなら安く、また自分に合ったものを購入したいものです。
安さで言ったらやはりインターネットショップで購入すること。
しかし、実物を見ないで購入するのは不安という方も多いでしょう。
そのような場合は地域で展示会が行われたり、常設展示を行う施設を探してみましょう。
この様なところでは、実際に車いすを見て使い心地を確かめることができますし、また新しい機能を持った車椅子について情報をもらうことも可能になります。
車椅子は毎日の様に使うものですので、少しでもしっかりと選びたいと考えている人にこの展示会はオススメ。
実際に車いすを購入する前に、この展示会や常設展示の会場を訪れて「自分に合った車椅子選びをする」という人も少なくありません。
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