私の母は、車椅子利用者です。生活のパターンとして、
介護施設へのショートステイ、デイサービス、自宅介護のミックスを選択しています。
移動が多いため、必然持ち上げる機会も多くなりますので車椅子はコンパクトになる折り畳み式の物を使用しています。
足だけの疾患であれば自走式車椅子などでも良いのでしょうが、
母の場合、全身の運動機能が低下しており、自分で車椅子を操作する事が出来ませんので介助式の物を使用しています。
母の様な場合には折り畳み式の車椅子が便利であると思います。
ショートステイやデイサービスの利用にあたっても、車椅子は毎回持って行かなければなりませんので、
車に載せるという事を考えても、ちいさく折りたため持ち上げやすい折り畳み式が良いのではないでしょうか。
母の場合ではそうですが、車椅子の利用は利用する方の症状によって異なると思いますし、
自宅の状況などによっても変わってくると思います。
リクライニング機能の付いた車椅子などには折りたたみ機能は備わっていませんが、その分やはり座り心地は良いでしょう。
あまり移動を重視せず長く座られる方などには、私の母の使っているような折りたたみは必要がない機能だと思います。
現在、母親用として我が家の1階部分はバリアフリーにしていますが、
現状では介助者が操作しないとトイレにも行けない状況です。
室内には狭い箇所などがありますので大型のリクライニング車椅子ではやはり通りづらいものです。
我が家の場合はやはりコンパクトに使える介助式車椅子が向いていると言えるでしょう。
やはり一番に考えなければならないのは、車椅子は利用する人の症状はもちろん大切ですが、
使用するシチュエーションも同じくらい大切だと思います。
母の場合は、車に載せる事が出来るかどうかがとても重要でした。
折りたたまないとかなりかさばりますし、持ち上げるのも困難だったことでしょう。
車椅子を選定する際にはどのように使用するのかを考えて選択するのがよいと思います。
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