介助式車イスとは、介助者が操作をする車イスのことです。
自走式車イスは、自分で車イスを操作するために後輪が大きく作られており、
車輪を回して前に進むためのハンドリムが取り付けられています。
しかし、介助式車イスは介助者が後ろから押して進むことが前提となっているため、
車輪の大きさが16センチ程度と小さめ。
主に体に麻痺があるなど、自分で車イスを操ることない人、
または軽量さを最重要視する際に利用する車イスです。
このことから、利用者にとって乗り心地がいいことはもちろんですが
「介助をする人にとっても利用しやすい」ということを重視して作られています。
介助式車イスといってもいろいろな種類がありますが、
やはり色々なものを見ても「軽いこと」「コンパクトに折りたたむことができる」
という点を重視して作られているものが多いです。
車のトランクに折りたたんで入れることができるコンパクトさ。
女性でも簡単に持ち上げることができる軽さ。
この二つは、介助式車イスを選ぶうえで利用者と介助者がかならず重視するポイントです。
車イスを使って旅行をした時に車イスがタクシーのトランクに乗ることや、
介助者が一人で畳んで車に積むことができるということは重要なことなのでしょう。
このため、販売されている車イスもこの二点を強調して作られています。
しかし、車イスも車も様々なサイズがありますから、
全ての車に載せられる車イスとは表示することが難しいでしょう。
車に載せたいのであれば、車イスの折りたたみのサイズを確認することが大切です。
また、トランクに載せるか、後部座席を使って載せるかによっても違ってきます。
最近では軽量化に関しては、素材を工夫するなどして次々と軽いものがつくられていますし、
コンパクトさも「できるだけ簡単に折りたためて、
小さくすることができる車イス」が多く開発されるようになりました。
少しでも利用者・介助者にとっていいものをという車イスメーカーの技術者の気持ちが、
しっかりと車イスに反映されるようになってきています。
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