折りたたみ車いすは、主に家屋が狭い日本では普及している車いすです。
その名の通り、コンパクトに折りたためるため収納がしやすく、
移動の際にも自動車、飛行機などに乗せやすいというメリットがあります。
なお、車いすは軽いものでも約10kgほどの重量がありますため
車いすを持ち上げたり、移動させたりする介助者にとっても、
自分と車椅子の重さを漕ぐ車椅子利用者にとってももちろん軽い方が良いでしょう。
日本で使用されている車椅子はリクライニングなどの大型を除き、
今やほどんどの物が折りたたむことが可能です。
折りたたみ車椅子の中でも旅行などで主に使う小さなタイプがあります。
しかしながら、小さな折りたたみ車いすは、車輪も車体も小さな分、
振動しやすく乗り心地は良いとは言い難いです。
長時間乗るのはあまり快適ではないかもしれません。
小さな折りたたみ車いすは、自動車などで病院や施設に移動する場合に
移動先までの間使うというのが正しい使い方なのではないでしょうか。
また、主観ではありますがデザインも折りたたみの構造上、
また軽量化を図るためのムダを削いであるため、
どうしても画一的なデザインで、面白味がないように感じます。
ただ、何よりも玄関先や納戸などにサッと畳んでコンパクトに入れられるという点は、
狭い日本の家にとても適した車いすで、余りあるメリットであると言えます。
座面に不安がある場合には車椅子専用のクッションで補うなどしてあげる必要が生じてきます。
長時間仕様する場合には、褥瘡予防のためにもリクライニング車椅子などが別途必要になってくるかと思います。
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