介助式車イスは、車イス利用者が自分で車イスを動かすのではなく人が後ろから押して移動を行う車イスです。
そのためタイヤにハンドリムはなく軽量化や収納時の便利さに重きを置いています。
また介助者用にブレーキバーがグリップ部分についているので(※一部付いていない機種もあります)、
介助者は危険を察知した時自由にブレーキをかけることによって、危険を回避することができます。
また、介助式車イスは、完全に自操できないタイプと自操できるタイプとがありますが、
どう違うかと言うと、自操できないタイプは車イス利用者は
自分で車イスを動かすことはできないということです。
自操できるタイプというのは、いわゆる自走式、また自走介助兼用タイプと呼ばれるものです。
ハンドリムがついており自操できる他、介助者用のグリップがついています。
車輪が大きい分、段差を超える時や乗り心地などでは自操できないタイプに比べて優位です。
介助式車イスにおいて、正しい広げ方の注意点があります。
これを怠ると大事故につながる恐れがある為、
介助者また車イス利用者双方ともに頭にしっかりと入れておくと良いでしょう。
1.車イスのブレーキを両輪にかけます
2.両側のグリップを上げます
3.グリップを上げる時、手指を挟まないように気を付けます
4.グリップを持って軽く左右にひろげます
5.片側の車輪を少し浮かせて車輪を浮かせていない側の座シートを、手のひらで押し下げてひろげます。
以上、簡単な操作ではありますが、ブレーキのかけ忘れなどしてしまうと大変です。
毎回きちんと指差し確認しながら行うといいですね。
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