

車椅子の素材として歴史の長い「スチール製」。その最大のメリットは、何といっても「圧倒的な頑丈さと壊れにくさ」です。病院や施設などで、不特定多数の方が毎日頻繁に利用するような過酷な環境では、多少手荒に扱ってもビクともしないタフさが求められるため、現在でもスチール製が選ばれる理由があります。
一方で、デメリットとして挙げられるのは、やはりその「重量」です。軽量なアルミ製車椅子が10〜12kg前後であるのに対し、スチール製は構造上、15kg近くになることが一般的です。これを毎日、ご家族が車に積み込んだり、段差を持ち上げたりするのはかなりの重労働。そのため、家庭用として選ぶのであれば、よほどの理由がない限り、扱いやすいアルミ製を強くおすすめいたします。

かつてはホームセンターなどで安価なスチール製車椅子が主流でしたが、現在は軽量化されたアルミ製が家庭用・介護用のスタンダードです。アルミ製は「軽い=強度が低い」と思われがちですが、現代の技術では、家庭で使う分には十分すぎるほどの剛性と耐久性を備えています。
もちろん、スチール製の「重さがもたらす安定感」や「安価で頑丈」という魅力は捨てがたいものですが、ご自宅での移動や車への積み下ろしという日常の動作を考えると、軽快に動けるアルミ製の方が圧倒的に生活の質を向上させてくれます。強度の面で不安を感じる必要はありませんので、まずはご自身の体型やライフスタイルに合った「使い勝手の良いアルミモデル」を優先して検討してみてください。

長時間の座位保持が難しい方には、背もたれを倒して横に近い姿勢になれる「リクライニング車椅子」が非常に有効です。これらはスチール製だけでなく、最近ではアルミ製のリクライニングモデルも充実しており、機能性と軽量化が両立されています。
「ベッドへ移動する手間を減らしたい」「座っている姿勢で疲れやすい」というお悩みをお持ちの方は、無理にスチール製にこだわる必要はありません。機能面で選ぶのか、運搬の軽さで選ぶのか。まずはどのような場面で一番多く使うのかを整理することが重要です。
「施設で使っていたから家でもスチールがいい」とおっしゃる方もいますが、家庭で毎日使うなら、基本的にはアルミ製がもっとも失敗がありません。もし「体格が大きく、頑丈なものが必要」という場合でも、最近はアルミ製でも耐荷重の大きいモデルが十分にあります。重い車椅子を無理して買うと、結局あまり使わなくなってしまうことが一番の損失ですので、まずはページ内の【重量】と【耐荷重】をよく見比べてみてくださいね。
もしご家族の体型や、室内での利用環境(車椅子の上で長時間過ごすのか、移動メインなのか)でお悩みでしたら、ぜひ購入前にケアマネジャー様や専門医にご相談ください。専門家のアドバイスをもとに、カタログや商品ページの詳細データと照らし合わせて考えてみるのが、一番間違いのない選択になります。ページ内には細かなスペックを記載していますので、ご自身の環境とじっくり見比べて、最適な一台を見つけてください!
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