

車椅子の役割は、「快適に座る」「安全・安心して移乗できる」「楽に移動できる」の3点に集約されます。
利用者の障害内容や目的、介助環境は一人ひとり異なります。購入後に「こんなはずではなかった」とならないよう、まずはご本人の状態と使用環境をしっかり見極めることが大切です。

・自走式/介助式:ご自身で操作するか、介助者が押すかで決定します。
・電動車椅子:操作は容易ですが、バッテリー管理と重量がある点にご注意を。
・リクライニング・ティルティング:座位保持が難しい方に。背もたれを倒すことで体圧を分散し、長時間の疲労や痛みを軽減します。

移乗の負担を減らすには「肘跳ね上げ(アームサポート跳ね上げ)」や「脚部スイングアウト」機能が有効です。これらは介助スペースを確保し、横からの移乗を安全にします。また、長時間利用にはクッションの併用が不可欠。クッションの厚みを見越して座高やフットレスト高を検討してください。

・ブレーキ:室内用と違い、外出時の坂道にはドラム式介助ブレーキが安心です。
・タイヤ:メンテナンスフリーならノーパンク、乗り心地重視ならエアータイヤを選びます。
・フレーム素材:軽量でポピュラーなアルミ、強度の高いチタン、コスト重視のスチールと、用途に応じて選択が必要です。

座幅の目安は「お尻の幅+3〜5cm(介助者の手が入る余裕)」。フットレストの高さは足の長さに合わせ、低すぎると前ずれ、高すぎると膝裏の痛みを招きます。
なお、フットレストには高さ調節可能なものと固定式のものがあります。商品ページにフットレストの高さ(長さ)が記載されていますので、必ずご確認の上、ご自身の体格に合うものを選んでください。
車椅子選びで最も大切なのは、人に車椅子を合わせることです。「なんとなく」で選ばず、まずは今の使用環境で「どの動作が一番大変か」を明確にしてください。サイズ選定前に、ご本人様のサイズをメジャーで測り、各商品ページに記載されたスペックとじっくり比較しましょう。納得して選んだ車椅子こそが、ご本人様の生活を支える最高のパートナーになります。何が合っているか迷ったときは、ぜひこのチェック項目を参考に、ご自身のお体の数値と向き合ってみてくださいね!
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