

「病院で使っていたものだから、これでいいか」と、なんとなく車椅子を選んでいませんか?
車椅子は、ご本人様の体型や住環境、そして日々介助をする方の負担にまで直結する、毎日の「生活の土台」となる大切な道具です。合わないサイズや機能のものを使い続けると、ただ座りにくいだけでなく、姿勢の崩れからくる思わぬリスクに繋がってしまうこともあります。
ここでは、長く安全に使い続けるために大事なポイントが3つ紹介されています。車椅子を選ぶ際、ぜひ参考にしてみてください。

最も重要なのは「座面の高さ」です。一般的には「膝下から足裏までの長さ」に座面高を合わせるのが基本です。高すぎれば漕ぎにくく、低すぎれば立ち上がりが困難になります。
既製品で合わない場合は、座面の高さや背もたれを細かく調整できる「モジュール型」を選ぶのが近道です。身体は日々変化しますので、後から調整が効くタイプを選ぶのが、最も賢い投資です。

ご自宅の廊下幅や、移乗のしやすさを確認しましょう。特に介護負担を減らすには、「フットレスト(足のせ)が外せる」「アームレスト(肘掛け)が跳ね上がる」機能が必須です。
狭い廊下や家具の配置でお困りなら、コンパクトな介助用車椅子を検討してください。無理をして大きな車椅子を使うよりも、環境に合わせてサイズを最適化する方が、結果的に介助もご本人様の移動も劇的に楽になります。

長時間座ると姿勢が崩れてしまう方は、無理に座り続けず「ティルト」や「リクライニング」機能を活用してください。これらは身体を支えるだけでなく、お尻にかかる圧力を分散させ、床ずれ(褥瘡)を防ぐ役割も果たします。
「背中の張り」を調整できる機能付きのものや、専用のクッションを併用することで、姿勢の安定度は大きく変わります。安全に食事や休息をとるためにも、座り心地を最優先に考えてみてください。
今回ご紹介した選び方のポイントを読んでいて、改めて「まずは人に車椅子を合わせること」の大切さを感じました。私自身も店で日々ご相談を受けていますが、やはり「なんとなく」で選んでしまうと、どうしても後から無理が出てきてしまうんですよね。
記事にもある通り、まずは今の生活環境で「どの動作が一番大変か」を明確にすることが、失敗しないための第一歩です。ご本人様の体格をメジャーで測り、スペック表とじっくり見比べる。そんな少しの手間を惜しまないことが、ご本人様の生活を支える最高のパートナーに出会う近道だと思います。ぜひ、この記事のチェック項目を参考に、ご自身のお体の数値としっかり向き合ってみてくださいね!

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