小学生の頃に使用した可愛い車椅子|車いすにまつわる話【格安通販の車椅子卸センター】

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小学生の頃に使用した可愛い車椅子

車椅子のまつわる話のタイトルイメージ

小学3年生の両足骨折

ジャンプする子供のイメージ

私は小学校3年生の時、アニメの主人公の真似をしたくて運動場にある鉄棒からバスケットのゴールポストにジャンプした際、ジャンプの仕方を誤り、そのまま地面へ落ちてしまい、複雑骨折をしてしまいました。
腰への衝撃は避けられたものの、着地の仕方が悪く、両足の脛を折ってしまいました。着地した際、「バキバキバキ」というかなり痛々しい大きな音を回りの友達が聞いていたそうでしたが、あまりの痛さに私は声も出ず、担任の先生に抱えられ、救急車で病院に担ぎ込まれました。
結果は全治8ヶ月の両足複雑骨折と慣れない車椅子生活でした。
3ヶ月間は入院治療が必要とされ、病院に缶詰状態でした。病院での治療や学校に行けないことももちろん辛かったですが、何より一番辛かったことは、車椅子での生活でした。

黒い車椅子

カワムラサイクルの車椅子

まだ幼かった私にとって、黒い車椅子での生活が何より辛かったです。
自由に自分の足で歩くことができない辛さももちろんありましたが、車椅子に乗せられているイメージがあまりに強く、車椅子自体が黒く冷たい存在に感じられ、車椅子生活そのものがとても辛かったです。
私がその時使用していたのは、カワムラサイクルの黒い車椅子でした。
少し大きめな車椅子は、私にとって辛い印象しかなく、病院内を移動するだけでも、人の視線をいつも気にしていました。
余計な心配をかけたくなかったので、親に相談することもできずに、この悩みをずっと心にしまいこんでいました。
治療を始めてから3ヶ月後、そんな私の辛い闘病生活、辛い車椅子生活を一変させてくれた出来事がありました。
私のお父さんが車椅子の車輪に可愛いカバーを付けてくれたんです。

アニメのキャラクターでデコレーション

アニメの主人公のイメージ

しかもデザインが私が毎週楽しみに観ている少女アニメの主人公だったんです。
背景は黄色で主人公の女の子が可愛く踊っている絵が描いてあったんです。私は嬉しくてたまりませんでした。
毎日暗い顔で車椅子に乗っている私の姿を見ていられなくて、父なりにどうすれば笑顔で車椅子に乗ってくれるか考えてくれていたそうで、いろいろなお店を回っては、車椅子を可愛くする方法やその材料を集めてくれていたそうなんです。
可愛い車輪と父の思いやりの気持ちがすごく嬉しくて、たくさんたくさん涙が出ました。
まだ足は痛くて歩けないけど、今まで治療にネガティブだった自分の冷たい気持ちが解きほぐされて、前向きに毎日の車椅子生活を楽しもうというポジティブな気持ちに変わっていく自分を感じました。
その日から、父と私の二人三脚での車椅子デコレーション大作戦が始まりました。

車椅子での外出が楽しみに

可愛い車椅子のイメージ

アニメの主人公と並んで人気のあるキャラクターの絵を貼り、ハンドルには主人公のパートナーのぬいぐるみを装着しました。
今思えばかなりごちゃごちゃした車椅子に見えますが、当時の私としてはかなり満足のいく仕上がりでした。
フレームの部分はカラフルなビーズを飾りつけ、背面のポケットにはお気に入りの少女雑誌やコミックを収納しました。
ブレーキレバーにはキャラクターのぬいぐるみを付けて、完全な女の子仕様に仕上げました。
それ以来、その車椅子が大好きになり、病院のベッドから車椅子に移乗してお出かけする事がとても楽しみになりました。
これまでは決して行けなかったショッピングセンターにも笑顔で堂々と出かけられるようになり、人の視線も全然怖くありませんでした。

車椅子のイメージ

将来のイメージ

むしろ「私の可愛い車椅子見て」という超ポジティブな楽しい気持ちでいられるようになりました。
この頃を境に、足の状態もすごく良くなり、無事予定通りの期間で完治していきました。
子どもの気持ちと自然治癒力の間には、とても強い結びつきがあるのだなと今では思います。
私にとっての車椅子を、明るい楽しいイメージにしてくれた父には今でも本当に感謝しています。
私は将来、昔の私のように、病気や怪我でやむなく車椅子生活になった子どもたちに、「車椅子は使い方次第で可愛くもなるしカッコよくなるんだ」と思ってもらえるような仕事に就きたいと考えています。

車椅子卸センターからの感想

お父様の愛情のこもったデコレーションによって、黒く冷たい印象の車椅子が、世界でたった一つの「お気に入りの乗り物」へと変わった瞬間、 どれほど心が救われたことかが、お話から当時のワクワクした気持ちが伝わってきますね。

黒く冷たい印象の車椅子を見て「かわいくない!」と感じてしまうのは、おしゃれに敏感な女の子なら当然の気持ちですよね。そんな嫌な気持ちを抱えたまま過ごすのは、どんなに辛かったことでしょう。そんな娘さんのために、お父様が「どうすれば笑顔で乗ってくれるか」を一生懸命考え、試行錯誤してデコレーションを施したその愛情は、まさに福祉の本質である「使う人の心に寄り添うこと」そのものだと感じました。

記事の結びにあった「いつか車椅子に関わる仕事に就きたい」という夢、ぜひ実現させてください! 車椅子の機能性だけでなく、使う人の個性を輝かせるような新しい福祉の形を、きっと同じような悩みを持つ子どもたちに届けてくれるはずです。

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