介助式車いすは、車いす利用者の状況や程度、障害の差によって乗せ方が変わってきます。
まず何とか歩ける方ですが、この定義として日常生活で杖や手すりなどを使えばなんとか歩けるが長距離や旅行、
通院などの動作はスムーズに行えない方とします。
車いすですが必ずブレーキがかかっていることとフットレストが上がっていることを確認します。
この確認を怠ると車いすが前に押し出されたり、フットレストに足をひっかけ転倒してしまったり大変危険な事故を伴いますので必ず確認します。
そして杖を普段使っていないほうの手でアームレストを支えとし体を安定させます。
そしてゆっくりと座りましょう。
次に立つことはできるが歩行困難な方の場合です。
まず、この方の場合ですが、全身の筋肉が衰えています。
座るという行為も不安定さが心配されますので片手をアームレストに置かせ、
もう片方の手は介助者の手によってしっかりと握らせてください。
これにより体重をかけさせてあげます。
ベッド生活が長く歩行困難、立ち上がるのもなんとかやっとという程度の方の場合、
介護用ベッド柵などを使うと安定した立ち上がりと車いすへの移乗が可能です。
介助者は車いす利用者の体を後ろからしっかりと支えてあげることにより、車いす利用者の安心を得ることができます。
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