今から4年前に突然夜中に右足の膝に激痛が起こり、寝ていることも出来ず歩こうとしても膝に力が入らないため、歩けなくなってしまいました
突然のことだったので、私の両親もびっくりしてしまい、急いで病院に行くことになりました。
それ以前にも線維筋痛症という身体のアチコチが痛くなる病気を持っていますが、明らかにその痛み方とは違うので、本当に驚きました。
病院に着くと歩けない私に看護師さんが病院の車椅子を持ってきてくれて、そのとき初めて車椅子に乗りました。
でも、動かしてくれるのは私の母だったので、車椅子を動かしたことがない母はフラフラしながら、私が乗る車椅子を動かしていました。
そこの病院は古い病院なため通路がすごく狭くて、母が動かす車椅子は壁や角にアチコチぶつけながらの操作だったため、激痛の私の膝にはガンガン響いて大変でした。
でも、本来、母の方が車椅子に乗っていてもいい年齢なのに、私が乗る車椅子を動かしてくれていることに悪いという思いと、感謝の気持ちでいっぱいでした。
私の膝の激痛の原因は深夜の研修医だけしかいない病院の診察では分からないく、検査をしに大きな大学病院を色々と回らないといけない感じだったので、本当に移動が大変でした。
私が初めて車椅子に乗った感想は、普段から身体が痛いことが多い私にとってはすごく楽ちんなものなんだなと思ったのと、車椅子の目線というのを初めて感じました。
普通に立って歩くのとは本当に視界が違う世界に感じて、そのとき膝が痛いながらもいろいろな事を考えさせられました
私の膝はいろいろな検査の結果、何らかの原因で膝に水が溜まっていたので、その場で水を抜く治療を行いました。
水を抜く時の針がすごく痛く原因も分からないままだったので、すごくモヤモヤした思いをしました。
母が動かしてくれた車椅子は乗り心地はいいとは言えませんでしたが、脚が悪い私には救われた感じがしました。
その後、その水が溜まる原因は関節リウマチと診断されました。
私が関節リウマチと分かったときも膝に水が溜まりあまり自力で歩けなかったけど、自分の車椅子は持っていないので自分の物があると、もっと行動範囲が広がると思っています。
今のところ、私の膝の関節の骨には異常はなくリウマチ治療が上手くいけば、きちんと歩けるようになるみたいです。
現在、関節リウマチの治療で最も効果が高いと言われている生物学的製剤の治療を初めましたが、副作用が強く出てしまい一番気になっている膝の関節が腫れてしまっています。
現在も歩行があまり出来ないので、こんなときに車椅子があると便利だなと思ったりしています。
治療が上手くいけばいいのですが関節リウマチは進行性の病気なため、将来、徐々に関節が破壊していってしまったときの事などを思うと、車椅子とは私の生活に欠かせない物になるかもしれないと思ったりしています。
今でも、長時間の歩行ができないため旅行なども行けないので、時と場合によっては車椅子のレンタルなども、今後考えながら暮らさないといけないのかなと思ったりしています。
今の日本はまだ車椅子を使っている人に優しい国とは言えないので、少しでも歩ければ自力で頑張って歩いてしまっていますが、今の現状ではみなさんに悪いなという感覚です。
車椅子に初めて乗ったときにすごく救われた私の身体で今でも使いたいと思う時もあるけど、人様に迷惑をかけてしまうとか、人の視線が気になるとか考えてしまう気がします。
これから、日本は高齢化社会にもっと入っていくので障害や身体が弱い人に対してもっと優しい国になってくれたら、私のような脚に痛みをもっている者でも車椅子は取り入れやすいと思いました。
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