ご自身で車椅子に乗ることのできる方は、
ベッドから車椅子、車椅子からイスへ、自力で移動することができます。
介助者が移動される場合、移乗介助といいます。
この場合、おもに介助者が介護経験や知識を習得していると思いますが、
突如としてこのような状況になることも考えられます。
そのため、すこしだけ移乗について述べたいと思います。
まず、車椅子へ以上する際、車椅子の駐車ブレーキを必ずかけましょう。
そして、車椅子利用者の身体状態により介助方法は変わりますが、
半身麻痺の場合と想定し、ご説明いたします。
その際は、車椅子は利用者の健側に置きましょう。
そして、何もかもやってあげるのではなく、
利用者の出来る範囲のことは自身でやってもらいましょう。
力の補助として体を健側へ回転させてあげ、端座位状態にしてあげます。
そこで、介助者は利用者の腰へ手を回し、
利用者には介助者の肩に手を回してもらいます。
利用者の立つ力を補助してやり、横移動のように車椅子へ座らせてあげるのです。
なかなか文章だけで正確な移乗方法を伝えるのが難しいのですが、
介助者も毎日の動作となってくるため、やはり腰などへの負担を考え、
正しい知識を身に着けたいですね。
また、移乗に便利なトランスファーボードと言う車椅子からベッドへの
橋渡しとなる道具や、車椅子の肘置き部分がトランスファーボードの代わりとなる
車椅子など、多くのアイデア商品が開発されています。
介助される方、介助する方にとって、便利な道具が今後も開発され続ける事でしょう。
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